中国外務省、「懸念すべきは中ロ関係ではなく、世界を破壊する米の役割」
2月 23, 2023 20:42 Asia/Tokyo
中国外務省が、「懸念すべきは中国とロシアの関係ではなく、世界を破壊するアメリカの役割だ」との見解を示しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、中国外務省の汪文斌報道官は23日木曜の記者会見で、「ロシアと中国の関係で懸念を引き起こすものは何もないが、本当に懸念を引き起こしているのは、世界の平和と安定を破壊する米国の役割である」と語りました。
また、米国務省が中国とロシアの関係に懸念を抱いているという報道について、記者団からコメントを求められた汪報道官は、「ロシアと中国の関係は、同盟に参加しないこと、非対立、第三者を標的にしない原則の上に成り立っている。これは世界の平和と安定を維持する上でプラスの要素であり、懸念する必要はない。本当に懸念すべきなのは、世界の平和と安定を破壊する米国の役割だ」と答えました。
さらに、「米国は世界で最も多く戦争を作り出す国であり、米国は240年以上の歴史の中で、戦争しなかった期間は16年間しかない」と指摘しました。
これに先立ち、中国の外交トップの王毅氏(外事工作委員会弁公室主任)がロシア・モスクワを訪問し同国のプーチン大統領、セルゲイ・ラブロフ外相、ニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記と会談を行っています。
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