中露間の貿易、ドル決済はわずか5％

ドルを武器として使用するアメリカの姿勢は、各国における脱ドルの動きを不可避なものにしました。実際、中露間の貿易の95％がドル以外による通貨で決済されています。

イルナー通信によりますと、ロシアのベロウソフ第一副首相は最近の中国訪問で、今年の中露間の貿易の95％がロシア・ルーブルか中国人民元による決済だったと述べました。

また、レシェトニコフ経済開発貿易相も、今年1月から10月までのロシアの貿易取引のうち68％がルーブルにより決済されたと発表しました。

ロシアは中国のほかにも、モンゴル、フィリピン、マレーシア、アラブ首長国連邦、タイ、日本、タジキスタン、シンガポールとの取引においても人民元を使用しています。

ブラジルのルラ大統領も4月の中国訪問、および8月に南アフリカで開かれたBRICS首脳会議で、ドル排除にむけた自国通貨による決済システムの利用を支持しました。

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