比大統領;米軍使用基地からの「攻撃行動」認めず
4月 11, 2023 13:46 Asia/Tokyo
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フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領
フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領が、米軍の使用を認めているフィリピン国内の基地からの「攻撃行動」は一切認めない、と述べました。
フランス通信によりますと、マルコス氏は10日月曜、中国の反応は「驚くには当たらない」としながらも、フィリピンは防衛力を強化しているだけだと強調しています。
また、記者団に対し、「わが国の基地については、攻撃行動への使用は一切認めない。フィリピンが助けを必要とする時に、支援のためだけに使用される」と語りました。
さらに「攻撃を受けなければわが国が交戦することはないので、懸念する必要はない」と付け加えました。
フィリピンは先週、2014年に米国との間で締結されたEDCA・防衛協力強化協定に基づき合意している5つの基地に加え、新たに4つの基地の使用を米軍に許可すると発表していました。
米軍が新たに使用できる基地4か所のうち、1か所は南シナ海の係争水域の付近、もう1か所は台湾から遠くない場所に位置しています。
この協定によれば、米軍は各基地への駐留および、防衛装備や物資の保管ができることになっています。
しかし、この協定の運用拡大を受け、中国は先週、アジア太平洋地域の平和を脅かすことになると警告し、「(一方の得が他方の損になる)ゼロサム思考」に陥っている、としてアメリカを非難しました。
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