バングラデシュ、原発建設でロシアに人民元で支払いへ
4月 17, 2023 18:23 Asia/Tokyo
バングラデシュがロシアの支援を得て建設している原子力発電所について、両国は中国人民元で代金を支払うことで合意しました。
ロイター通信が、バングラデシュ政府高官の17日月曜の発表として報じたところによりますと、ロシアは当初ルーブルでの支払いを要求してきたものの、バングラデシュには不可能であることから人民元での支払いで合意した、ということです。
バングラデシュでは、126億5000万ドルを投じて2基の原発を建設する計画で、現在は1基目をロシア国営原子力企業ロスアトムと共同で建設中です。
なお、これに関する財源の90%はロシアからの融資で、28年以内に返済することになっており、10年の猶予期間が設けられています。
すでにブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成する経済新興5カ国・BRICSを含む一部の国の政府は、国際取引において脱ドル政策をとっています。
また、ドイツのある新聞の最近の記事によりますと、制裁により、イラン、中国、ロシアがドルに代わる通貨を模索する意向が高まっているということです。
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