米が中国を批判、「南シナ海で挑発行為」

アメリカ国務省報道官が、南シナ海で不穏な挑発行為をしているとして中国を批判し、「フィリピン軍への軍事攻撃は米の反応に遭遇するだろう」と語りました。

ファールス通信によりますと、台湾海峡での米軍艦の行動に端を発する米中間の緊張が続く中、アメリカは挑発的な海上行動を理由とし中国を非難しました。

マシュー・ミラー米国務省報道官は声明の中で中国に対し、南シナ海での不穏な挑発行為を止めるよう求めています。

フランス通信によりますと、ミラー報道官は、中国海警局の船舶がフィリピン南の海域で同国の船舶とニアミスを起こしたことに言及し、この事件はこの航路でのフィリピン船舶に対する中国の「嫌がらせと脅迫」のもう1つの兆候であると主張しました。

また、「フィリピン軍に対する中国の軍事攻撃は、米国の反応を引き起こすだろう」とし、「我々は中国政府に対し、不穏な挑発行動を止めるよう求める」と語りました。

こうした中、バイデン米大統領は1日に、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領をホワイトハウスにて迎える予定です。

中国外務省は今回の件について、28日、「フィリピンの船舶が中国の領海に侵入し意図的な挑発行為を行った」と表明していました。

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