フィリピン軍と米軍が南シナ海で合同パトロールを開始
(last modified Thu, 04 Jan 2024 12:25:45 GMT )
1月 04, 2024 21:25 Asia/Tokyo
  • フィリピン軍と米軍が南シナ海で合同パトロールを開始
    フィリピン軍と米軍が南シナ海で合同パトロールを開始

フィリピンは、中国との緊張が増加している中、同国軍が米軍と共に、南シナ海の海域と空域で2日間の日程で合同パトロールを開始した、と発表しました。

南シナ海中国とフィリピンの係争地であり、この数ヶ月は両国の戦艦がこの海域で対峙しています。この緊迫した状況において、フィルピン軍は米軍と合同パトロールを行っています。

ロイター通信によりますと、フィリピン軍の制服組トップ、ブラウナー参謀総長は3日水曜、「我が国の軍とアメリカ軍による南シナ海での合同パトロールは今回で2回目となり、両国の同盟関係における注目に値する飛躍である」としました。

フィリピンとアメリカは、昨年1月22日に南シナ海で1回目の合同パトロールを行いました。

先週中国は、フィリピンによる継続的な挑発行為に対抗するだろう、と発表していました。

中国の政府系メディアは、フィリピンが中国との敵対を継続すべくアメリカの支援を支えにしている、と報じました。

中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官も、フィリピンとアメリカの合同パトロールに反応して、「わが国は以前にこの両国に対し自国の領土主権や海洋権に関する自らの立場を発表している。これに従い、今回のパトロールにおいて中国の主権や海洋権が侵害されるべきではない」と強調しました。

中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官

フィリピンのマルコス大統領もこれに先立ち、南シナ海の状況は非常に深刻となっている、としていました。

こうした中、中国と北朝鮮は、「地域におけるアメリカ、日本、韓国の軍事協力は挑発的なもので不安定を招くことになる」としています。

 


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