中韓当局者の会談再開、今後の関係に注目
7月 09, 2023 16:10 Asia/Tokyo
台湾問題や韓国野党代表との会談での中国の邢海明・駐韓大使の発言をめぐり、中韓関係は一時期対立の様相を見せていましたが、現在双方が、高官レベルの会談を再開させようと動きだしているようです。
韓国メディアによりますと、中韓関係が「状況をコントロール」する段階に入ったかどうかに関して、現在各方面が注目しているということです。
邢海明大使は先月中旬、韓国野党代表との会談で「米国が勝利し、中国が敗北することに賭けるのは誤った判断だ」と述べました。この発言は、米韓ワシントン宣言や共同軍事演習実施など、韓国政府がアメリカと連携していることを批判したものだと受け止められました。
しかし韓国のヨンハプ通信は先日、韓国と中国のそれぞれの外務省の発表に基づき、韓国の崔泳三(チェ・ヨンサム)外務次官補が今月4日に、中国外務省で同国の孫衛東外務次官と会談したと伝えました。
この報道によれば、両者は公式会談という枠組みで3時間以上、中国と韓国のさまざまな問題について話し合ったということです。
ヨンハプ通信は、この会談が今年3月に習近平国家主席が正式に3期目の任期を開始して以来初めてとなる両国上級外交官の公式会談であり、そのために有意義なものであったと説明しました。
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