インドがさらに脱ドル化　SWIFTの代替システムを検討

インド当局が、銀行間情報交換システムSWIFTに代わるシステムを構築する可能性を検討しています。

インド紙エコノミック・タイムズが報じたところによりますと、同国のある銀行の代表者が同紙のインタビューに応じ、この新システムはインドが国際パートナーとルピーで決済することを可能とするため、世界の金融システムにおける自国通貨の役割が高まると説明しました。

インドの金融関係者はさらに、「提案の1つは、二国間貿易協定を締結している国々と使用することが可能な金融取引に関するメッセージを交換する独立したシステムを持つことだった」と語りました。

エコノミック・タイムズによれば、インド政府はすでにSWIFTに代わるシステムを構築するための専門家による委員会を設置しており、鑑定結果は今年8月にも作成される予定です。

同紙は、対ロシア制裁が発動されたあと貿易決済にドルを使うのをやめて自国通貨建てにすることを検討したロシアのパートナーはインドだけではないと指摘しています。

これ以前にはまた、ブラジルと中国は自国通貨建て決済に合意し、インドとマレーシアはルピーで決済する方針であり、中国とフランスはガスを人民元建て取引すると報じられていました。

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