日米韓が、済州の公海上でミサイル防衛訓練
(last modified Tue, 29 Aug 2023 10:25:07 GMT )
8月 29, 2023 19:25 Asia/Tokyo

米韓の海軍及び日本の海上自衛隊が、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するためのミサイル防衛訓練を実施しました。

韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国海軍は29日火曜、韓米海軍日本の海上自衛隊は、今月24日に宇宙発射体を打ち上げるなど高度化する北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応するため、済州島南方の公海上海上ミサイル防衛訓練を実施した、と発表しました。 

今回の訓練は北朝鮮の弾道ミサイルによる挑発状況を想定し、仮想の標的に対する探知・追跡・情報共有など、日米韓3カ国の艦艇による対応手順の熟達に重点を置いて実施されました。また、この3か国の首脳会談で合意したミサイル警報情報のリアルタイム共有システムの年内稼働に向けた点検も、並行して行われました。

この演習実施の一方で、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は同国の海軍の戦力と即応性の向上を強調するとともに、「日米韓の共同演習によって、朝鮮半島周辺の海域が核戦争勃発の危険を伴う不安定な状態になった」と述べました。

キム総書記はまた、ジョー・バイデン米大統領、ユン・ソクヨル韓国大統領、そして日本の岸田文雄首相をこれら3国の「主犯格」だとしています。

今月21日からは、UFS乙支フリーダムシールドとして知られる米韓合同演習が朝鮮半島地域で開始されており、今月31日まで継続されることになっています。

 


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