9月 06, 2023 17:35 Asia/Tokyo
  • 台湾の蔡英文総統
    台湾の蔡英文総統

台湾の蔡英文総統が、アフリカで唯一外交関係のあるエスワティニ(旧スワジランド)を訪れました。

ロイター通信によりますと、蔡英文総統は5日火曜、この訪問において、「台湾は自信を持って世界と関わり続け、世界のためになる力であることを示す」と述べました。 

 蔡総統は5日から7日木曜まで、エスワティニの独立55周年と台湾との外交樹立55周年を記念してアフリカ南部の同国を訪問しており、今回は他国を経由せず直接エスワティニに向かいました。

前回、同国を訪問したのは2018年で、今回は王美花経済部長(経済相)が同行しています。 

なお、今回の訪問で台湾の代表団は、エスワティニ国王のムスワティ3世と会談した後、3つの覚書に署名しました。 

エスワティニ外務省によりますと、台湾は女性の起業支援基金の設立に100万ドルを提供することを約束したということです。

台湾は、エスワティニに多額の援助を行っています。

台湾は、現在13カ国としか正式な外交関係を結んでいません。

一方で、中国は台湾を自らの不可分の領土であると主張し、各国に「1つの中国」の原則の順守を呼びかけるとともに、台湾との個別の外交や要人の往来をやめるよう求めています。

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