北朝鮮がIAEAを批判
10月 02, 2023 19:10 Asia/Tokyo
北朝鮮が、IAEA国際原子力機関をアメリカのスポークスマンであるとして批判しました。
ロイター通信によりますと、北朝鮮エネルギー産業省の報道官は、声明を出し、IAEAが去る9月29日に採択した対北朝鮮決議を非難しました。
また、IAEAの決議をアメリカとその同盟国の陰謀によるものだとし、「核兵器保有国としての北朝鮮の状況は、今や後戻りできないものになっている」と語りました。
さらに、「こうした馬鹿げた行動はわが国に対する敵対勢力の犯罪行為や悪意を示すものである」とし、「グロッシIAEA事務局長は、北朝鮮が核実験の準備を行っている可能性ありという誤った作り話の発表により、同国に圧力をかけている」と述べました。
北朝鮮の国会に当たる最高人民会議は先月26日に開かれ、「核保有国として戦争を抑止し平和を守るため、核兵器の発展を高度化させる」との内容を盛り込んだ憲法に明記する修正を行いました。
北朝鮮はこれまで再三にわたり、アメリカおよび、これに同盟する韓国や日本を含む地域の国々の挑発行為に反応し、自国の防衛力を増強すると発表してきています。