10月 31, 2023 15:55 Asia/Tokyo
  • バングラで南アジア初の水底トンネルが開
    バングラで南アジア初の水底トンネルが開

バングラデシュで、中国企業が建設した南アジア初の水底トンネルが開通しました。

中国・新華社が31日火曜、報じたところによりますと、中国インフラ建設大手の中国交通建設が建設を請け負い、交通インフラ大手のCRBC中国路橋工程が工事を手がけた南アジア初の水底トンネル、バングラデシュのカナプリ川河底トンネルが今月28日、開通しました。

このトンネルは中国企業が海外で初めて建設を請け負った大口径水底シールドトンネルで、南東部チッタゴンのカナプリ川河口に位置し、2017年12月5日に着工したものです。

東西の河岸をつなぐ全長9.3キロのうち、シールドトンネル区間は設計速度時速80キロの2車線トンネル2本からなり、長さは2450メートル、直径は11.8メートルにも及びます。

 

バングラで南アジア初の水底トンネルが開

 

なお、このトンネルの開通式にはハシナ・バングラデシュ首相と中国の姚文・駐バングラデシュ大使が出席しました。

このトンネル開通について、于静濤プロジェクトマネジャーは、「トンネルが中国の技術と規格、設備を採用して設計、建設された」と説明しました。

また、「道路や橋、トンネルなどに関する中国の規格に基づき、バングラデシュの実情を考慮した上で特別に技術ガイドを作成して建設を進めたことにより、バングラデシュで中国の規格に対する評価がさらに高まった」と語っています。

さらに、バングラデシュのカデル運輸・橋梁相は先日、トンネルを「巨大な成果」と評価した上で、同国が水底トンネルの時代に入ったことの象徴、交通発展の新時代を切り開く象徴になると表明しました。

 


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