アジアで脱ドル化の波が拡大、バングラデシュがアジア諸国通貨使用の意向
(last modified Sun, 09 Jul 2023 11:31:30 GMT )
7月 09, 2023 20:31 Asia/Tokyo
  • アジアで脱ドル化の波が拡大
    アジアで脱ドル化の波が拡大

バングラデシュの2つの銀行が、自らの外貨備蓄高の増量及び、米ドルへの依存度の低減のため、インド通貨ルピーによる送金システムの導入を検討課題にしています。

イルナー通信によりますと、インドの国営銀行と共同口座を開いているバングラデシュの最大手銀行イスターンは、インド・ルピーによる送金関連の計画を発表しました。

また、バングラデシュの別の国営銀行であるソナリ銀行も、同様なサービスを提供しています。

ソナリ銀行のキャリミ総裁は記者会見の中で、「これは我々の事業の始まりであり、近い将来、より多くの銀行が私たちに加わるだろう。このことにより、わが国の外貨備蓄高への圧迫が緩和されることになるだろう」としました。

イスターン銀行のエフトハル総裁も、「為替レートのメカニズムは、米ドルという基本通貨の価値に基づいて国内の各銀行で決定されている。これに関する公式声明は今月11日発表されるだろう」としました。

また、「インド・バングラデシュ間の取引でのルピー使用は両国にとって有益であり、両国の経済関係の強化につながるだろう」と語りました。

バングラデシュにとって、インドは中国に次ぐ第2の輸入相手国であり、バングラデシュは昨年6月まで20億ドルの製品をインドに輸出し、136億9000万ドルの製品を同国から輸入しました。

 


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