中国外務省報道官、「G7は他国への内政干渉を止めるべき」
11月 11, 2023 19:26 Asia/Tokyo
中国外務省の汪文斌報道官は、G7・主要7カ国グループについて「世界の不安定化の主要因だ」と語りました。
中国国際放送によりますと、汪報道官は10日金曜の定例記者会見で、「G7が中国の主権を損ない、中国の内政に干渉する誤った行動に断固として反対する」と述べました。
その上で、「中国が世界経済を歪め、経済的脅迫を行っているというG7の理不尽な非難を断固として拒否する。世界の1万社以上の企業と個人を制裁リストに入れ、国家権力を駆使して特定の企業を全面的に抑圧し、貿易問題を政治化、武器化し、国際的な産業チェーン・サプライチェーンの安定に衝撃を与えているのは、まさにG7構成国であり、G7こそ反省しなければならない」と語りました。
今月7・8日に都内で開催されたG7外相会合は最終声明の中で、中国について「世界経済を歪める中国の非市場的政策及び慣行がもたらす課題に対処する」などと記しました。
汪報道官はまた、「G7は南シナ海仲裁裁判所のいわゆる裁決を持ち出して対立・対抗をあおり、地域の平和と安定を守ろうとする地域国家の希望に逆行している」と述べました。
そして、「G7各国が中国との相互尊重、平等互恵に基づいた2国間関係の健全な発展を確実に推進することを期待している」としました。