中国が、米・台湾の公式接触に反対
1月 14, 2024 18:35 Asia/Tokyo
台湾総統選の結果をうけて中国は、米代表団の台湾訪問などのいかなる公式接触にも反対すると表明しました。
13日に投開票が行われた台湾総統選挙は、与党・民進党の頼清徳候補が40%以上の得票率で当選しました。
頼氏は勝利宣言の中で、「台湾海峡の現状を維持する」と表明し、平和の確立のために、「対等と尊厳が守られる場合のみ」中国側との対話を進めたいとしました。
中国は今回の台湾総統選の結果をうけ、頼氏の得票が過半数に達しなかったことから、「台湾世論を代表するものではない」との認識を示しました。
中国は選挙前から頼氏を分離独立派とみなし、「頼氏が当選すれば地域の平和にとって脅威となる」「この選挙は平和か戦争かの選択だ」などと表明していました。
ロシア・タス通信によりますと、在米中国大使館の報道官は14日、「台湾は中国の不可分の領土であり、台湾とのいかなる公式接触にも反対する」と述べ、「アメリカは『ひとつの中国』原則と中米間の3つの共同コミュニケを遵守すべきだ」としました。