韓国閣僚、「明治産業遺産は世界文化遺産としての意味を喪失」
6月 25, 2020 19:31 Asia/Tokyo
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韓国文化体育観光部の朴良雨（パク・ヤンウ）長官
韓国文化体育観光部の朴良雨（パク・ヤンウ）長官は、明治産業遺産は世界文化遺産としての意味を喪失しているとしてこれを非難しました。
韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国文化体育観光部の朴良雨長官は、25日木曜、フェイスブック上で、UNESCO国連教育科学文化機関の世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」について、「日本による植民地時代に朝鮮半島出身者の強制労働が行われた事実をきちんと知らせるという約束を日本側が守っていない」と強く批判しました。
2015年に長崎市の端島炭坑（軍艦島）などが明治日本の産業革命遺産（23施設）として世界遺産に登録された際、日本は、朝鮮半島出身の犠牲者を記憶するための情報センター設置などを進めると表明しました。
しかし、朴長官は、今月15日から一般公開が始まった産業革命遺産を紹介する産業遺産情報センターには犠牲者の被害自体を否定する証言や資料が展示されているとし、「日本の約束違反は真実と信頼に基づくユネスコの世界文化遺産制度の存在理由を根本から損なうものだ。そのような意味で日本の産業革命遺産は世界文化遺産としての意味を既に喪失したと言える」と批判しました。
これに先立ち、外交部の康京和（カン・ギョンファ）長官は22日、ユネスコのアズレ事務局長に宛てた書簡で、産業革命遺産の世界遺産登録取り消しの可能性を含め、世界遺産委員会で日本に忠実な後続措置の履行を促す決定文が採択されるよう積極的な協力と支持を要請しました。
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