中国治安当局が香港出先機関の事務所を開設
7月 08, 2020 16:13 Asia/Tokyo
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中国治安当局が香港出先機関の事務所を開設
中国政府は8日水曜、香港の繁華街・銅鑼湾(コーズウエーベイ)にあるホテルを改修し、香港国家安全維持法(国安法)に基づいて設置される香港出先機関「国家安全維持公署」の事務所を開設しました。
ロイター通信が8日に伝えたところによりますと、この国家安全維持公署は香港政府による国安法の執行状況を監督するために設置されました。
事務所の開設式には、署長の鄭雁雄氏と香港のキャリー・ラム行政長官、および香港連絡弁公室トップの駱恵寧主任が出席しました。
駱氏は、事務所は国家安全の門番の役割を果たし、中国と香港を愛する人々は開設を歓迎していると述べました。また、鄭氏は、個人や団体の合法的権利や利益を侵害することなく厳格に国安法を施行すると強調しました。
中国の習近平国家主席は最近、全人代で可決された香港の国安法の施行に署名しました。
国安法は、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託を犯罪行為と定め、最高刑として終身刑を科す内容で、先月30日午後11時の施行と同時に公表されました。
この新法により、中国の安全保障機関がこの地域で活動できるようになりました。
米国、英国、その他いくつかの国はこの法律に反対しています。
香港は1842年から1997年までイギリスの統治下にありましたが、1997年に中国に返還されました。
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