朝鮮半島
視点;対米協議を拒否した北朝鮮
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トランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長
韓国は9日木曜、アメリカが対北朝鮮協議再開の重要性を強調していることを明らかにしました。
ムンジェイン韓国大統領府の声明によれば、ビーガン米国務副長官はソウルでの3日間にわたる韓国政府関係者との協議で、北朝鮮との交渉再開の必要性を強調したということです。
VOA・アメリカ国営放送は、あるテレビ局とトランプ米大統領のインタビューの内容を論拠とし、トランプ大統領が7日火曜、改めて北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と会談する用意があることを明らかにしました。
ホワイトハウスは近年、イランや中国、北朝鮮、EU、NATO北大西洋条約機構などに対する外交政策にことごとく失敗していますが、どうやらこれに関する勝利を依然として狙っているようです。
しかし、北朝鮮の指導者との前の2回の会談での約束を果たせていない状態で、北朝鮮がトランプ大統領を信頼することは到底期待できないと思われます。
まさにこのために、北朝鮮は対米交渉の場に戻る意向がないと述べたように思われます。
北朝鮮は制裁緩和の兆候がないことに失望しているように思われ、ここ数週間、米国と再交渉する計画はないと表明しています。
トランプ大統領とキム委員長は、2018年にシンガポールで初めて会談し、交渉の枠組みの中で北朝鮮の核計画に終止符を打つ希望を高めましたが、ベトナムで2019年に開催された2回目の会合後、両者の交渉は決裂しました。
もちろん、トランプ大統領がイランとの5+1核合意に異議を唱えた悪い前歴を持っていたために、北朝鮮の指導者が最初にトランプとの以前の会談に参加することを拒否したのであれば、それはより賢明だったと思われます
どうやら北朝鮮が米国と交渉することを拒否したことへの反応で、ビーガン米国務副長官は彼が北朝鮮当局者と会おうとしているという推測を否定し、続けて、米国が北朝鮮と対話する準備ができていると表明したようです。
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