中国、「米国は朝鮮半島問題解決に融通性なし」
(last modified Wed, 29 Jul 2020 10:14:21 GMT )
7月 29, 2020 19:14 Asia/Tokyo
  • 中国外務省の汪文斌報道官
    中国外務省の汪文斌報道官

中国外務省の汪文斌報道官が、「アメリカは、朝鮮半島問題や北朝鮮の核問題の解決において融通性がない」と語りました。

ロイター通信によりますと、汪文斌報道官は「アメリカはこれまで、北朝鮮の理にかなった懸念に回答していない」と指摘しました。

また、「北朝鮮の核問題を話し合う米朝協議は頓挫したままだ。これに関して努力する必要がある」としました。

こうした中、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は27日月曜、「わが国の核の抑止力は国家の将来や安全保障を確保するものであり、アメリカの侵略に対抗する最善の方法だ」と表明しました。

キム委員長とトランプ米大統領は、2018年6月から現在まで3回の会談を重ねています。

2018年6月12日にシンガポールで開催された初の米朝首脳会談では、北朝鮮は核兵器の完全な廃絶を、またアメリカは北朝鮮の安全保障を約束しました。

しかし、アメリカは約束の履行に何ら具体的な歩みを踏み出しておらず、北朝鮮はこれを強く非難しています。

北朝鮮は、米朝協議決裂の主な原因として、アメリカの約束不履行や過剰な要求を指摘しています。

 

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