ミャンマー兵が、ロヒンギャ族イスラム教徒の虐殺を自白
9月 09, 2020 17:25 Asia/Tokyo
ミャンマー政府軍兵士2人が、ロヒンギャ族イスラム教徒の集団虐殺、処刑、集団埋葬、強姦を行っていた事実を自白しました。
パン・アラブ系サイト・アラビー21によりますと、ミャンマー軍の兵士は動画の中で、「2017年8月に、ロヒンギャ族イスラム教徒の姿を目撃したり、声を聞きつけたりしたら発砲するよう命じられた」と供述しました。
また、8日火曜付けの米紙ニューヨークタイムズ電子版で詳細を説明している別の動画において、この兵士は30人のロヒンギャ族イスラム教徒の大量虐殺、軍事基地周辺での集団埋葬に関与していた旨を供述しています。
もう1人のミャンマー兵もロヒンギャ族イスラム教徒に対する様々な犯罪行為を自供しており、軍内の友人らとともに、ロヒンギャ族イスラム教徒の姿を見かけた場合は大人や子供を問わず全て殺すよう命じられた、と述べています。
この2人のミャンマー兵による発言は、初めて公になされた自白で、同時にロヒンギャ族イスラム教徒に対し行われた数々の犯罪を国際司法機関にも告発しています。
8月にミャンマーから逃亡していたミャンマー兵士らは今月7日にオランダ・ハーグに移送され、そこでロヒンギャ族イスラム教徒に対するミャンマー軍の犯罪捜査が行われることになっていました。
ミャンマー政府軍および仏教徒の武装集団は、同国西部ラカイン州でロヒンギャ族イスラム教徒を襲撃し、数千人を虐殺しており、この中でおよそ100万人が難民となっています。
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