尖閣諸島沖合の領海内での中国船の滞在が最長に
10月 13, 2020 15:10 Asia/Tokyo
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尖閣諸島沖合の領海内での中国船の滞在が最長に
東シナ海の尖閣諸島の沖合で、中国海警局の船2隻が今月11日日曜にこの海域に入ったまま、13日火曜朝も引き続き領海内にとどまっています。
共同通信が、第11管区海上保安本部の情報として報じたところによりますと、東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の沖合に今月11日、中国海警局の船2隻が入ったまま現在もとどまっています。
この報道によりますと、中国船のこの海域での連続滞在は2012年9月の尖閣国有化以降、最長を記録している、ということです。
11管によると、中国船2隻が11日午前10時47分ごろ領海に入り、日本漁船に接近しようとする動きを繰り返したとされ、海保は同漁船の周囲に巡視船を配備し漁船の安全確保に努めています。
日本政府は12日月曜、尖閣諸島の沖合での中国船の危険な行動について、外交ルートを通じ中国側に厳重に抗議しました。
日本政府が私有地だった尖閣諸島を2012年9月に購入して国有化した後、尖閣諸島をめぐる日本と中国の領有権争いが激化しており、日本による国有化後は中国船が尖閣諸島周辺を常に航行し、定期的に周辺水域に侵入しています。
尖閣諸島は無人島で、日清戦争で日本が勝利したあと、1895年に台湾島とともに日本領に編入されましたが、日本は第2次大戦の終戦後に台湾に対する権利を放棄しています。
なお、中国は日本に対し、尖閣諸島の領有権の放棄を求めています。
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