ナゴルノ・カラバフの町シューシャで、28年ぶりにイスラム金曜礼拝が実施
11月 14, 2020 19:02 Asia/Tokyo
アルメニアとアゼルバイジャンの係争地ナゴルノ・カラバフ地域にある町シューシャで、28年ぶりにイスラム教徒の金曜礼拝が実施されました。
イランのニュースサイト・ハガーイェグ・ガフガーズ(http://qafqaz.ir)によりますと、今回の金曜礼拝はシューシャ市内にあるゴウハルアーガー・ヨハーリー・モスクにて13日に開催されたということです。
アゼルバイジャン内務省は今月12日、シューシャ市内でのアゼルバイジャン警察署の開設を明らかにしました。
アリエフ・アゼルバイジャン大統領は最近、シューシャがナゴルノ・カラバフ駐留アルメニア軍の占領から解放されたことにちなみ、メッセージの中で国民に対し、「シューシャの町で28年ぶりに、イスラムの礼拝の時を知らせる合図アザーンが響き渡っている。すべての史跡やモスクを修復するだろう」と述べています。
シューシャは、ナゴルノ・カラバフ地域内の第2の都市とされ、その地域的な位置づけや、同地域の中心都市ハンケンディ(アルメニア側の呼称はステパナケルト)に通じる街道の沿線に位置していることから戦略的に重視されています。
この町は、1992年5月8日から、アルメニア軍により占領されていましたが、現在ではアゼルバイジャン軍の管理下に置かれています。
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