武漢のウイルス学者、「新型以外のコロナウイルス拡散を予測
(last modified Sat, 05 Dec 2020 12:26:11 GMT )
12月 05, 2020 21:26 Asia/Tokyo
  • 新型コロナ以外のウイルス拡散が予測
    新型コロナ以外のウイルス拡散が予測

中国・武漢のウイルス研究所の専門家、シー・ジェンリー氏は、中国南部および南西部のコウモリは、ヒトに感染する可能性のある新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)以外の他のコロナウイルスを保有していると発表した。

英ガーディアン紙によりますと、ジェンリー氏は、同種の新型コロナウイルスを含むコロナウイルスは、おそらく中国以外の南アジア諸国の自然界では一般的であることを指摘しています。

また、「コロナウイルスの本来の運搬者はコウモリだったが、新型コロナウイルスは最初に「中間」動物に感染し、その後ヒトに感染したものである。中間宿主はまだ特定されていないが、コウモリから感染した鱗甲目の可能性がある」との見解を示しています。

そして、「鱗甲目はインドを含む他のアジア地域から中国に密輸されているため、最初の感染源は中国国外で探す必要がある」としています。

オーストラリア・シドニー大学のウイルス学者、エドワード・ホームズ教授は、ジェンリー氏の考えに賛同しており、「コロナウイルスは発見される前、数ヶ月にわたってヒトの間で循環していた可能性がある。動物からヒトへのウイルス感染プロセスは、武漢市や武漢市がある湖北省で起こったとは限らない」と述べました。

 

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