韓国外相候補が関係改善への努力継続を強調、韓国政府「 国防白書巡る抗議は不当」
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韓国の外交部長官に指名されたチョン・ウィヨン前国家安保室長
韓国の外交部長官に指名されたチョン・ウィヨン前国家安保室長が、対日外交について、「ツートラック」政策に基づき関係改善への努力継続の意向を示した一方で、同国国防省は国防白書をめぐる日本の抗議を「不当で受け入れられない」としています。
韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、チョン・ウィヨン前国家安保室長は3日水曜、同国国会人事聴聞会に送った答弁書で、対日外交について、政府が堅持してきた過去の歴史問題と未来志向の協力を分離して対応する「ツートラック」政策に基づき、関係改善に向けた努力を続ける考えを示しました。
また、「韓日の間には難しい問題が多くあるが、日本は最も近い隣人であり、朝鮮半島と北東アジア、ひいては世界の平和と繁栄のための協力パートナーで、韓日関係の安定的な管理・発展は大変重要だ」と表明しています。
一方、韓国国防省が2日火曜に公表した2020年版国防白書は、日本との関係を「パートナー」から「隣国」に格下げしました。
同省によりますと、日本側は白書に盛り込まれている独島関連記述に遺憾の意を表明し、韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したことなどに関する韓国側の適切な対応を求めた、とされています。
これに対し同省は3日、2020年版国防白書を巡り、在日韓国大使館の駐在武官が日本防衛省の抗議に対応したとして、「日本側の不当な抗議は受け入れられず、国防白書の記述内容は客観的な事実であることを明確にした」との見解を示しました。
続けて「一部の日本の政治指導者の独島挑発、2018年の日本哨戒機の韓国艦艇に対する近接威嚇飛行とこれに関する事実をごまかした一方的なメディア発表で両国の国防関係が難航した」と指摘し、さらに「今後も日本の歴史歪曲(わいきょく)、独島に対する不当な領有権主張、懸案問題での一方的かつ恣意(しい)的な措置に対しては断固として厳しく対処する一方、共通の安保懸案については朝鮮半島と北東アジアの平和と安定のため、継続的に協力していく」としています。
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