仏原子力潜水艦が南シナ海を巡回 中国の反発必至
2月 09, 2021 19:55 Asia/Tokyo
フランスのフロランス・パルリ国防相は8日夜、仏海軍の攻撃型原子力潜水艦と支援船が南シナ海を巡回したと明らかにしました。
フランス通信によりますと、南シナ海の大半で領有権を主張している中国の反発は必至と見られます。
巡回したのは、仏攻撃型原潜エムロードと支援船セーヌです。
パルリ氏はツイッターに2隻の写真を投稿し、今回の南シナ海の巡回は「わが海軍が、オーストラリア、米国、日本という戦略的パートナーと共に、遠く離れた海域に、長期間展開できることを証明している」とコメントしました。
中国は、石油やガス資源があると考えられている南シナ海のほぼすべての海域で領有権を主張しており、一方で、台湾、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、ベトナムも南シナ海の一部の領有権を主張しています。
北大西洋条約機構(NATO)加盟国のフランスは、太平洋の海外領土周囲に排他的経済水域を有しており、域内の航行の自由の重要性を強調しています。
先月就任した米国のジョー・バイデン大統領は、ドナルド・トランプ前政権の4年間で混乱したアジア同盟諸国との関係強化を打ち出しています。
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