2月 09, 2021 20:51 Asia/Tokyo
  • 武漢でのコロナ
    武漢でのコロナ

中国国家衛生健康委員会の専門家が、新型コロナウイルスが同国湖北省武漢市で特定される以前に他の地域で流行していた可能性がある、との見解を示しました。

ロイター通信が9日火曜、中国・武漢から報じたところによりますと、中国国家衛生健康委員会の専門家は、WHO世界保健機関主導のチームによる新型コロナウイルス起源調査終了に伴う記者会見で、同ウイルスが2019年末に湖北省武漢市で特定される以前から他の地域で流行していた可能性があった、との見解を表明しています。

また、「2019年末に感染が拡大するまで、武漢市内で目立った流行はなかった」ともコメントしました。

さらに、「ウイルスの遺伝子配列は動物が感染源の可能性を示しているものの、宿主となった動物はまだ特定されていない。その候補としてはコウモリ、センザンコウ、ミンクや猫が挙げられる。だが、武漢の洞窟などで採取した検体からは、新型コロナウイルスの所在を確認することはできなかった」と説明しています。

そして、現時点で入手した証拠からは、ウイルスがどのように武漢市の海鮮市場に持ち込まれたかは解明できない、としました。

なお、同委員会の報道官は、中国がWHOの調査団と体系的かつ総合的な調査を行い、WHOを全面的に支援してきたと表明しています。

 

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