韓国で、第2世界大戦中の強制動員被害者31人の証言集が発刊
2月 25, 2021 17:55 Asia/Tokyo
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韓国で、第2世界大戦中の強制動員被害者31人の証言集が発刊
韓国で、第2次世界大戦中に強制動員されたと主張する韓国人被害者らの証言集がこのほど発刊されました。
韓国・ヨンハプ通信が同国・光州から報じたところによりますと、今回発刊された証言集には1942~45年に軍人(8人)や軍属(8人)、労務者(9人)、女子勤労挺身隊(6人)として強制動員されたと主張する31人の苦難が記録されています。
この証言集は、第2次大戦中に日本に強制動員されたとする人々を支援する韓国の市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」が光州市の支援を受け、2018年と19年に光州市と全羅南道の被害者31人と会って口述を採録したものをまとめたものです。
軍人として動員された8人は大半が1924年生まれで満20歳のときに日本や中国、台湾、フィリピン、ベトナムなどの戦地に投入され、軍属として働かされた被害者は東京、鹿児島、沖縄、名古屋などの軍事施設や南洋諸島などに連行された、と述べています。
また、労務者として動員された9人のうち3人は炭鉱に、4人は軍需会社に強制動員されたり、農作業や防空壕(ごう)の工事現場などに投入され、女子勤労挺身隊の被害者は三菱重工業の名古屋航空機製作所などに動員された、とされています。
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