北朝鮮総書記の妹が、「韓国大統領は米国に飼われたオウム」
3月 31, 2021 00:54 Asia/Tokyo
北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記の妹、キム・ヨジョン党副部長が、韓国のムン・ジェイン大統領を「米国に飼われたオウム」だとして非難しました。
フランス通信が30日火曜、報じたところによりますと、キム・ヨジョン党副部長は同日、北朝鮮のミサイル発射実験を批判したムン・ジェイン大統領を「米国に飼われたオウム」と呼んで非難しています。
南北の関係改善に長年尽力してきたムン・ジェイン大統領は今月26日、慎重に言葉を選んで演説を行い、米朝対話再開の障害になる行動は「望ましくない」と述べていました。
この演説は、北朝鮮の強い反発を招きました。
北朝鮮国営・朝鮮中央通信・KCNAが、キム・ヨジョン党副部長の談話として報じたところによりますと、演説を聞いて「言葉を失った」同副部長は、ムン大統領を「米国に飼われたオウム」、「厚かましさの極み」だとし、「米国の暴力団のような論理」を用いているとして非難しています。
核保有国である北朝鮮は以前から、緊張をあおるために兵器実験を用いてきたとされ、先週にも、ジョー・バイデン米大統領の就任以来初となる重大な挑発行為に及んでいます。
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