英空母が今年下半期に韓国寄港へ
4月 27, 2021 19:02 Asia/Tokyo
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英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」
韓国国防部は27日、英国の最新鋭空母「クイーン・エリザベス」(6万5000トン級)が、今年下半期に韓国を公式訪問することを明らかにしました。
韓国のヨンハプ通信によりますと、同部は韓英両国の国防協力促進と親善交流のため、クイーン・エリザベス空母船団からの釜山港への寄港要請を受け入れたと伝えました。
また、両国は今回の空母船団の訪韓に当たり、徹底した防疫措置を講じた上で具体的な交流協力活動について協議する予定だと説明しました。
AP通信と英タイムズ紙は現地時間の25日、クイーン・エリザベスが率いる空母打撃群(CSG)が韓国、日本、インド、シンガポールへの歴訪へ出発することを報じました。
韓国軍と政府の一部では、今回の空母訪韓を機に韓国の3万トン級軽空母の建造計画に関する両国の協力が本格化するとの見方も出ています。
英国は、韓国の軽空母建造計画に大きな関心を持ち、技術協力や運用人材の教育などでパートナーシップの構築を希望しているとされています。
また、既に軽空母の概念設計を行う韓国企業が英国企業と一部協議を開始したということです。
軽空母の建造には、F35Bなど垂直離着陸を行う戦闘機から出る高熱の排気に耐えられ、離着陸に合った甲板などを用意する技術が重要で、韓国の軽空母は「平甲板型」で建造される計画です。
両国間では今後、このような技術に関する協議が行われると予想されます。
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