中国で、旧日本軍731部隊に関する文書が公開
6月 10, 2021 18:47 Asia/Tokyo
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旧日本軍731部隊に関する文書
中国で最近、第2次世界大戦中に生物兵器の実験を行っていた旧日本軍の関東軍防疫給水部(731部隊)に関係する一連の文書が公開されました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、中国北東部ハルビンにある731部隊博物館の上級研究員ヤン・ヤンジュン氏は、「この文書には、731部隊とその支部 (コードネーム1855) の大きさ、人数、その他の詳細が証拠書類をもって証明された700ページを超えるさまざまな資料が含まれている」と述べています。
ヤンジュン氏の話では、これまでの研究作業は主に731部隊の許すべからざる犯罪などがテーマとなっており、研究者らは時折、部隊そのものに直接関係するその他の基本的な歴史的事実を無視した、ということです。
ヤンジュン氏はまた、731部隊の構成に関する情報の大部分が初めて開示されたと指摘し、これは日本の軍国主義者たちが中国で細菌兵器を使用した重要な証拠だとしています。
ハルビンに本部を置いた731部隊は1932年に創設されており、専門家らによりますと、同部隊が行った細菌実験の犠牲者は中国人、旧ソ連人、モンゴル人、韓国人などを含め3000人に上るということです。
中国では昨年、第2次世界大戦中に細菌兵器の研究を行っていた旧日本軍の「岡9420部隊」の名簿が公開されています。
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