フィリピン軍用機墜落事故で50人が死亡、53人が負傷
(last modified Mon, 05 Jul 2021 07:36:42 GMT )
7月 05, 2021 16:36 Asia/Tokyo

フィリピン当局が、同国南部で発生した軍用機の墜落事故で、少なくとも50人が死亡し、53人が負傷したことを明らかにしました。

フランス通信が5日月曜、報じたところによりますと、現地時間の4日日曜正午ごろ、フィリピン南部スルー州ホロ島で、100人近くが搭乗した輸送機C130ハーキュリーズが着陸に失敗し、墜落しました。

フィリピン軍合同任務部隊の司令官、ウィリアム・ゴンザレス少将は、「輸送機が墜落して爆発炎上する前に兵士数人が機内から飛び降りるところが目撃された」、「悲しい日となったが、希望を失わないようにしなければならない」と述べています。

また、フィリピン軍によりますと、これまでのところ確認された死者は兵士47人と民間人3人となっているほか、兵士49人と民間人4人が負傷し、病院に搬送されました。

さらに、ソベハナ・フィリピン陸軍参謀長は地元メディアに対し、「輸送機は南部ミンダナオ島カガヤンデオロから部隊を乗せてホロ島に向かっていたが、着陸時に滑走路を外れた」と述べました。

事故機の搭乗者の多くは基礎的な軍事訓練を最近終えたばかりで、過激派に対抗する合同部隊に加わるためホロ島に派遣されていたもので、ゴンザレス少将によれば、4日に任務に就くことになっていたということです。

 

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