北朝鮮が遮断した南北通信連絡線が13カ月ぶり復旧
7月 27, 2021 17:14 Asia/Tokyo
韓国のムンジェイン大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記が電話会談の中で、韓国と北朝鮮が27日火曜午前10時をもって双方間の通信連絡線を、13ヶ月ぶりに復旧させることにしたと発表しました。
北朝鮮のKCNA朝鮮中央通信は、北朝鮮と韓国の間のすべての通信ルートが、キム総書記とムン大統領との間で成立した合意の下で復旧した、と報じています。
韓国大統領府は、「わが国と北朝鮮は、キム総書記と当時のトランプ米大統領との二度目の会談が失敗して以来緊張した関係の中で、2020年6月に北朝鮮が一方的に遮断していた板門店の通信連絡ラインを復旧させることに合意した」と発表しました。
一部の韓国人活動家が両国の軍事境界線地域で北朝鮮の総書記に反対する内容のビラや気球を散布して以来、両国間の緊張は高まり、北朝鮮の感情を逆なでした形となっていました。
また、韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国大統領府は、ムン大統領とキム総書記が今年4月以降、数回にわたり親書を交換して南北関係の回復を巡り対話してきたことを明らかにしました。
韓国大統領府のパク・スヒョン国民疎通首席秘書官は記者会見で、「南北首脳は南北間の信頼を回復させ、関係を再び進展させていくことでも一致した」と述べています。
約13カ月間遮断されていた韓国と北朝鮮の連絡回線が27日に復旧することで、今後南北関係が長期間の膠着状態から脱し、回復に向かうか否かが注目されます。
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