英首相、「アフガニスタン情勢はアメリカの決定の結果」
(last modified Sat, 14 Aug 2021 10:00:15 GMT )
8月 14, 2021 19:00 Asia/Tokyo
  • アフガニスタンからの米軍撤退
    アフガニスタンからの米軍撤退

アフガニスタンで反体制派組織タリバンが各地に進軍している中、イギリスのジョンソン首相は、アフガニスタンの現状を、NATO軍撤退というアメリカの決断の結果であると述べました。

イルナー通信によりますと、ジョンソン首相は13日金曜、緊急治安閣僚会議(COBRA)の席で、アフガニスタンの最新情勢について記者団に対し、同国の情勢は極めて深刻であると述べました。一方、軍事的解決は否定しました。

イギリス議会では多くの議員がアフガニスタンからの軍撤退に反対しており、英政府はアフガニスタンを見放したと考えています。

ジョンソン首相はさらに、アフガニスタンの現状は米政府によるNATO軍撤退という決断の当然の結果であるとし、「20年間にわたるNATO軍のアフガン駐留により、ロンドン市内や英国全土、さらには西側諸国へのアルカイダの脅威が大幅に減少してきた」と述べました。

外国軍が20年間の駐留を終えてアフガニスタンから撤退する一方で、タリバンは4月から政府打倒のため攻撃を増加させています。

一部の情報筋によりますと、現在、タリバンはアフガニスタンの国土の3分の2を掌握しているということです。

カタール衛星放送アルジャジーラによりますと、タリバンの報道官は、大都市が相次いでタリバンに支配されているのは、アフガニスタン国民がタリバンを歓迎している証だとし、タリバンは政治的解決のルートは閉ざしていないと述べました。

 

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