アフガン最新情勢
20年経て首都進出したタリバンのカーブル掌握第1日目
アフガニスタンのアシュラフ・ガニ大統領が出国したことで、同国の首都カーブルは16日月曜、反体制派組織タリバンを再び目にすることになりました。
アメリカがテロとの闘いを口実にアフガニスタンへ侵攻して以降の20年間、アフガン政府はタリバンを沈黙させてきましたが、彼らは現在、パルヴァーンおよびパンジシールの両州を除いた同国全土を再び掌握しました。
IRIB通信によりますと、カーブルからは軍事・政治の権力を握る者たちがいなくなり、市内のいたるところでタリバンが検問所を設け、車や通行者を調べて武器を取り上げているということです。
カーブルの街頭では市民の通行量が減り、用心している様子がうかがわれます。
市内では、ほぼすべての人々が現地特有の衣装を身に付け、国際機関の私設ガードマンでさえ、制服を脱いでそのような衣装に着替えています。
タリバンは声明において、「この20年の間にアフガニスタン政府と同国に駐留する米軍と協力してきた者たちも、恩赦の対象となる」と約束しています。
市内の銀行、カーブル大学、各国大使館は、当面休業となっています。
カーブル空港では、民間機の発着便は全て欠航となっています。しかし、管制を握っているのは米軍です。
このような状況の中、昨夜のカーブルでは、どのような活動を行っているのか不明ながら、米やNATO北大西洋条約機構の軍用機の音だけが聞こえました。
今までの統治者がいなくなったカーブルの状況は全体的に混乱しており、数千人のアフガニスタン国民が、旅券すら持たずに困惑から市内の空港に詰めかけています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj