アフガン・カーブルの状況と市民が抱える問題
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アフガン・カーブルの状況
IRIB通信の現地レポーターがアフガニスタン・カーブルから、混乱する市民の様子や、商業・経済の中心施設休業、食料品の大幅な不足を伝えています。
この報告によりますと、アフガニスタンのほぼ全ての地域、特に首都カーブルの人々の経済状況は日増しに悪化する一方であり、同国が飢餓に直面する可能性もあります。
カーブル市民によれば、食料品の価格は2週間前と比べて20%、燃料は40%値上がりしました。政府の施設は閉められ、そこで働く100万人の人々は、1~2ヶ月分の給料が支給されないままになっており、支給予定があるのかも定かではありません。
目撃者によれば、人々は毎日のように現金を引き出そうと銀行に列をなしていますが、タリバンは依然としてこの先の体制をどうするか明確にしておらず、省庁の監督役の任命にあたっては全国民の参加を掲げる内容は目にできず、タリバン内から数人の候補が上げられているのみとなっています。
タリバンがカーブルを掌握してすぐに行ったカルザイ前大統領やアブドラ・アブドラ国家和解高等評議会議長との交渉は、儀礼的な会談であったとみられ、特にアブドラ・アブドラ氏からはこの数日間、何の音沙汰もありません。
省庁の一部では職員に職場復帰するように求めているものの、政府職員の大半は、タリバンへの懸念、あるいは意欲のなさ、あるいは給与不払いのために、このまま復帰しないと思われます。
報告はさらに、銀行や各国大使館前、特にカーブル空港に人々が群がっている様子を撮影することにタリバンが激しく反対しており、事前調整なしに撮影しているのを見つけた場合は、厳しく対処していると伝えています。
このような状況であるにもかかわらず、タリバンの間で行政上の階級はまだばらまかれておらず、案件が生じるごとに現地長官のひとりが現れ、その場で早急に決定を下しているということです。
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