アジア各地で温暖化による熱波危機
10月 26, 2021 19:49 Asia/Tokyo
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アジア各地での温暖化
WMO・世界気象機関は、昨年にアジア各地で前例のない気温上昇が見られたと発表しました。
イルナー通信によりますと、英グラスゴーで開催されるCOP26・第26回気候変動枠組条約締約国会議を控え、WMO・世界気象機関は、昨年2020年はアジア各地で最も暑い年だったとし、猛暑によりアジアの発展にとってマイナスの影響が大きく出たと発表しました。
WMOの報告によれば、2020年は、1981年から2010年までの平均気温より摂氏1.39度高かったということです。
また、この報告では、昨年のアジアにおける猛暑や気候変動により、数千人が死亡、その他大勢が難民化し、数千億ドルのコストがかかり、インフラや自然環境に大きな被害がもたらされたとされています。
COP26開幕の数日前に公開された今回の報告は、地球温暖化がアジア地域の持続的な発展を危機に陥れ、水・食糧危機、健康上の脅威、自然環境の破壊に追い討ちをかけたことを示しています。
気温や湿気の上昇は、アジアにおける労働時間の減少につながり、数十億ドルのコストが予想されます。
COP26は、今年11月1日から12日まで、世界各国の首脳や気候変動問題に取り組む活動家らが出席して、英グラスゴーで開催されます。
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