ニューデリーで大気汚染が深刻、学校は1週間閉鎖
11月 15, 2021 19:34 Asia/Tokyo
インドの首都ニューデリーでは大気汚染が深刻化しており、市当局は市内の学校を15日から1週間閉鎖すると発表しました。
CNNによりますと、デリー首都圏政府のケジリワル首相は13日土曜、大気汚染対策に関する緊急会合後の記者会見で、「子どもたちが外出して汚染された空気を吸わなくて済むように、オンラインで授業を継続する」と述べました。
ケジリワル首相はまた、デリー首都圏政府の業務も1週間は在宅勤務で行い、民間企業にもできる限り在宅勤務を促すとしました。また、14~17日の間は市内での建設活動も禁止されます。
また最高裁判所は、ニューデリーのロックダウンを提案しました。ケジリワル氏はこの提案について、関係者と協議した上で受け入れも検討すると述べました。
インドの中央汚染管理局(CPCB)によると、ニューデリー上空は何日も前から厚いスモッグに覆われていて、汚染物質が拡散しにくい気象条件や、農家の野焼きなどの地域的要因のために状況が悪化したということです。
AFP通信によりますと、ニューデリーの大気中のPM2.5の濃度指数は13日には300を超え、これはWHO・世界保健機関が定める1日あたりの最大値の20倍にあたります。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj