12月 15, 2021 21:04 Asia/Tokyo
  • 駐中国リトアニア大使館
    駐中国リトアニア大使館

複数の外交筋が、台湾を巡って中国との関係が悪化しているリトアニアの駐中国外交代表団が中国から出国したことを明らかにしました。

ロイター通信が15日水曜、北京およびリトアニアの首都ビリニュスから報じたところによりますと、リトアニアは声明を発表し、「協議」のために外交官トップを中国から呼び戻し、大使館は当分の間、遠隔で運営すると説明しています。

また外交筋は、リトアニア大使館の全職員19人とその扶養家族は15日北京を離れ、フランス・パリに向かっことを明らかにしました。

さらに、事情に詳しいある外交筋は、リトアニアの外交官について「安全上の懸念」があるとし、中国から出国したのは「威嚇」への対応だとしています。

なお、現時点ではこの問題に関する中国外務省からのコメントは得られていません。

中国は、リトアニアへの「台湾」の名を冠した事実上の大使館である代表機関の設置を受け、先月対抗措置として対リトアニア外交関係を格下げしています。

中国政府は、台湾を自国領土の一部と見なしており、アメリカの動向や台湾への武器売却を、領土保全の侵害であり中国の政策と相容れないものだとしています。このような中アメリカは、台湾海峡に艦隊を派遣したうえ、台湾への支援の一環として軍事協力を行っており、中国は、繰り返しこの問題について抗議しています。

その一方で、アメリカを含めた国連加盟国は、台湾を正式な独立国としては承認していません。

 

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