アフガン前大統領、「前政権の崩壊はアメリカへの信頼が原因」
12月 30, 2021 20:36 Asia/Tokyo
アフガニスタンのガニ前大統領は、自身の政権が崩壊したのはアメリカをはじめとする外国勢力のパートナーを信頼したからだとしました。
今年8月15日のタリバンによる政権掌握後、UAE・アラブ首長国連邦に逃亡しているガニ氏は、アメリカが同氏にタリバンとの交渉機会を一切与えず、その一方でアメリカ自身はタリバンと交渉し、ガニ氏を退任させることを決定したと述べました。
ガニ前大統領は、この決定から程なくして、自身のSPらから首都カーブルでこれ以降は身辺の警護が行われないことを告げられ、国を去る決意をしたということです。
米国とその同盟国は、2001年にテロとの戦いと治安確保を口実にアフガンに侵攻し占領しましたが、この占領は戦争、紛争、アフガンの経済インフラの破壊を引き起こし、また情勢不安、テロ、殺害、麻薬生産の増加を招きました。
米軍は20年間の占領の挙句、去る8月下旬に屈辱にまみれ醜態をさらしながらアフガンから撤退しました。
なお、同月15日以降は現支配勢力であるタリバンがアフガンでの政権を掌握しています。
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