ユニセフがアフガンの子供の状況に懸念
(last modified Sat, 26 Feb 2022 13:30:26 GMT )
2月 26, 2022 22:30 Asia/Tokyo

ユニセフ・国連児童基金のキャサリン・ラッセル事務局長は、アフガニスタンの子供たちを国際社会およびタリバンを通じて救う方法を模索することを求めました。

人道機関や国際機関のほぼすべてが、アフガニスタンにおける飢きんや子供をはじめ数百万人が死亡する危険について警告しています。

アメリカはこのような状況にもかかわらず、昨年8月にタリバンがアフガン政権を掌握したことを理由に、同国の在外資産を凍結したのち、接収しました。

最近アフガニスタンを訪問したユニセフのラッセル事務局長は25日金曜、声明を発表し、「時間はきわめて重要だ。待てば待つほど、アフガンの子供たちの状況は悪化していく」としました。

その上で、アフガニスタンで自らの目で見たものは懸念すべきものだったとし、「数十年におよぶ戦争や干ばつ、崩壊しつつある経済、そして国際的な制裁が、アフガンの子供たちに取り返しのつかない害を与えている」と述べました。

そして、日々悪化するアフガンの現状に言及し、「ユニセフの予測では、今年100万人以上のアフガンの子供が治療が必要な深刻な栄養失調に陥るだろう」と述べました。

ラッセル事務局長の発言は、ウクライナ情勢が世界の注目を集め、アフガニスタン国民への国際的な注目が減る可能性が高まる中、なされました。

 


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