中国が、ロシア・ウクライナ協議開始を歓迎
3月 01, 2022 20:36 Asia/Tokyo
中国の張軍国連大使が、「わが国はロシア・ウクライナ間の直接協議開始を歓迎している」と述べました。
イルナー通信によりますと、張軍大使はウクライナ危機を議題とする国連総会緊急会合において、「まず優先して行うべきことは、全ての方面が自制して状況悪化を阻止することだ」と述べました。
続けて、「国連や国際社会が取るすべての行動は、皆にとっての平和と安全を優先事項としているべきだ。わが国は、緊張を増大させることになる措置を支持しない。政治的解決法をさぐる外交的努力を増やしていくべきだ」としました。
そして、「我々は、民間人の安全と人道的必要性を満たす保証がなされるべきだと信じている。中国は、全ての国の主権および領土保全への尊重が成り立つべきだという立場を取っている」と説明しました。
ロシアのプーチン大統領は先月21日、西側がロシア政府の安全上の懸念を無視していると批判して、本国からの独立を宣言していたウクライナ東部のドネツクおよびルガンスクの2つの人民共和国を正式に承認しました。
続く24日には、対ウクライナ特殊軍事作戦の命令を出しましたが、これに関して「ロシアはウクライナの非軍事化に向けて、同国のドンバス地域で特殊軍事作戦を行っているが、ウクライナ領土占領の意図は持っていない」と述べています。
この作戦は6日目を迎えていますが、世界の反応を受けつつも継続されています。現在ロシアに対しては、国際的に外交、脅迫、制裁などの圧力が強められています。
欧米をはじめとする世界諸国の大半は、このロシアの措置をウクライナに対する戦争だとしてすぐさま非難し、ロシアへの外交的・経済的圧力を倍加させました。
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