中国外務省、「ソロモン諸島で軍事基地を建設していない」
4月 25, 2022 19:08 Asia/Tokyo
中国外務省の汪文斌報道官が、同国がソロモン諸島における軍事基地建設プロジェクトの実施に関わっていないことを明らかにしました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、汪文斌報道官は25日月曜、このことえお発表するとともに、「中国があたかもソロモン諸島の軍事基地を建設しているという憶測は、裏の動機をもつごく少数の人々の捏造である」と述べています。
これより前、オーストラリアのモリソン首相は、中国によるソロモン諸島の軍事基地建設はオーストラリアと米国にとって容認できない「レッドライン」になり得る、と発言していました。
同報道官は4月19日、中国とソロモン諸島は安全保障分野の協力に関する枠組み協定に署名したことを明らかにしています。
総人口70万人弱のソロモン諸島は2019年、アメリカの政府高官の度重なる訪問にも係わらず、台湾と関係を断絶しました。
中国は台湾を自国領土の一部とみなし、第3国と中国の関係樹立はその国と台湾との断交が条件だ、としています。
中国外務省の報道官によれば、同国とソロモン諸島の安全保障面での協力の目的は、同諸島の社会安定の強化、長期的な和平や安全の確立であり、この合意は、ソロモン諸島と南太平洋地域の共通の利益に沿ったものとされています。
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