アフガン・タリバン政権が、女性への運転免許証発行も制限

アフガニスタン・ヘラート州のタリバン政権当局者が、女性への自動車運転免許の発行に注意するよう自動車教習所の教官らに通達しました。

昨年8月にアフガニスタンの政権を掌握したタリバンは、1996年から2001年にかけての前統治時代に比べて、自らの組織が人権尊重に関しより柔軟に対応することを約束していました。しかし、彼らは徐々に同国の人々、特に女性​​の権利を制限していき、その学校への復帰を妨げているほか、多くの政府の仕事においても女性の就業を許可していません。

フランス通信によりますと、自動車教習所を監督するヘラートの都市交通管理局長は3日火曜、「我々は、女性に運転免許証を発行しないよう口頭で伝えられたが、市内における女性の運転禁止に関する指示は受けていない」と述べました。

タリバン政権は、幅広いレベルにおいて書面による国家命令の発行を行っておらず、地方当局に対しそれらの命令を書面で、また一部の事例においては口頭で、公表を行う許可を与えています。

自動車教習所のある教官は、アフガニスタンの次の世代がその母親と同じような機会を確実に持てないようにしたいとタリバンは考えているとして、 「彼らは私たちに、教習も運転免許証発行も行わないように言っている」と語りました。

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