北朝鮮が、米主導の海軍軍事演習を非難
6月 15, 2022 19:11 Asia/Tokyo
北朝鮮が、アメリカ海軍主催によりハワイの周辺海域で実施される各国海軍の軍事演習RIMPACを非難し、これをインド太平洋地域におけるアメリカの覇権維持工作だとしました。
韓国・ヨンハプ通信によりますと、北朝鮮国防省傘下の軍縮平和研究所のある研究員は、同国外務省のネットサイトにおいて、「米国主導のインド、オーストラリア、日本を対象とした軍事同盟クアッドおよび、米英豪による安保協力協定AUKUSを批判し、「インド・太平洋地域における米国の攻撃的かつ覇権的な戦略のために、この地域は常に軍事紛争の危険にさらされており、それが朝鮮半島に悪影響を及ぼしている」と述べています。
また、「今年に入ってから太平洋で少なくとも10回の演習を実施し、8月に最大の太平洋演習RIMPACを計画している」として米国を強く非難するとともに、世界は、平和をかく乱する主な責任者を突き止めるべきであるとし、世界に対して米国の軍事行動への警戒を呼びかけています。
RIMPACは世界最大の国際海軍演習であり、ハワイの海域で米国の主導の下2年ごとに開催されます。
一方、北朝鮮外務省日本研究所の研究者であるラ・グクチョル氏は、東京の防衛移転ガイドラインの改訂の最近の試みを批判し、この動きは世界をより緊張の渦に巻き込む可能性がある、と述べました。
また国際社会に対し、戦争参加に向かいつつある日本の動きに警戒するよう警告し、「日本政府は世界の平和と安定を混乱させる責任国の1つだ」としています。
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