沖縄県教委が、米兵による高校侵入の再発防止を要請

今月15日に沖縄県・米軍嘉手納基地に所属する米兵3人が那覇市内の県立首里高校に侵入した事件をめぐり、県教育委員会は27日、沖縄防衛局に対し、事件の再発防止を米軍側に求めるよう要請しました。

問題の米兵らは今月15日午前3時ごろ、首里高校に侵入したとして、建造物侵入の容疑で逮捕されました。

NHKによりますと、この事件を受けて、県教育委員会の半嶺満教育長は27日午後、沖縄防衛局を訪れ担当者と面会しました。

この中で、半嶺教育長は「生徒の学び場であり、最も安全が確保されるべき学校現場においてこのような事案が発生したことに対し、強い憤りを感じる」と述べた上で、米軍側に再発防止に向けた教育の徹底を強く求めるよう要請しました。

これに対し沖縄防衛局の担当者は「関係者の皆様に大きな不安と懸念を与え、当局としては大変遺憾に思っている。事件の発生を受けて米軍側に対し、綱紀粛正の徹底と実効性のある再発防止策を強く申し出ている」と述べました。

半嶺教育長はこの後、嘉手納基地も訪問し、再発防止に向けた教育を徹底するよう求めました。

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