7月 21, 2024 14:11 Asia/Tokyo
  • アメリカのサリバン安全保障政策担当大統領補佐官
    アメリカのサリバン安全保障政策担当大統領補佐官

アメリカのサリバン安全保障政策担当大統領補佐官は、イランが核兵器を製造していない事実を認めるとともに、同国が最近起きたシオニスト政権イスラエルとの紛争後にこれに関連して新たな立場を取ったと主張しました。

IRIB通信によりますと、AP通信は19日金曜、サリバン大統領補佐官が米コロラド州アスペンで開催された安全保障フォーラムで記者団に対し、「イランが(核兵器製造に向けて)動く決定をしたところを、私は見ていない。もし彼らがこのような方向に動き始めたなら、我が国との間に深刻な問題が生まれることになるだろう。我が国は、イランとイスラエルが互いへの攻撃を行ってより、(核兵器製造の)可能性に関してイラン当局者らが公に発言することが増えたことに気づいている。これらの発言は新しいものであり、我々の注意を引きつけている」と主張しました。

一方、ブリンケン米国務長官も同フォーラムにおいて、自国がイランとの核問題において外交的解決を望んでいるとしました。

同長官は、自国の前政権の措置と核合意からの離脱を批判しながら、「バイデン現政権が発足してより、我々は再びイランとの核をめぐる外交のために努力してきた。なぜなら、少なくとも1つの問題が取り除かれれば、つまり、イランが核兵器を持たないならば、それは基本的に良い事となるからだ」と述べました。

また、イランが核兵器を製造していないことを強調しつつも、これまでの自国の主張を繰り返して、「イランが核兵器を製造できるだけのウラン生産能力を獲得するまで、今は少なくとも1年ではなく、1~2週間ほどの時間がかかるだけだろう」としました。

そして、「我が国がイランの核兵器獲得を許すことはないが、これを阻止するのには外交的手段を取りたいと考えている」と強調しました。

 

 


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