イラン最高指導者ウェブサイトが、山村邦子さんの訃報に言及

イラン・イスラム革命最高指導者のウェブサイトに、山村邦子さんの訃報に関する画像や、ハーメネイー最高指導者が過去に山村さんについて言及した発言などが、掲載されました。

イランでただ一人の、対イラク戦争殉教者の日本人生母である山村邦子さん（イラン名：サバー・バーバーイー）は、病気のため今月１日金曜にテヘラン市内の病院で亡くなりました。

イラン最高指導者のハーメネイー師は最近、山村さんの回想録である『日出づる国の移住者』を読み、これを称賛しています。

ハーメネイー師の公式ウェブサイト・khamenei.ir では、山村さんについて次にように記されています。

1986年9月18日、アーヤトッラー・ハーメネイー師は殉教者モハンマド・バーバーイー氏（山村さんの次男）の遺族との面会で、こう語っている。「私は殉教者の両親にいつも言っている。政治の前線、国際的な場、戦場の前線における我々の前進や勝利、このイラン・イスラム共和国の面目は、あなた方の殉教した若者たちの勇敢さや自己犠牲に負っていると」

ハーメネイー師は昨年9月18日に行われた、東京オリンピック・パラリンピックに出場したイラン人選手団との面会で、選手団の精神的団長を務めた山村さんに選手らが敬意を表したことを称賛し、「私は昔、殉教者ムハンマド・バーバーイー氏の自宅をたずね、遺族に敬意と親愛の意を伝えた。（夫の）バーバーイー氏と山村さんのことは知っている」

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