イラン中央銀行総裁、「ユーロとドルは、外国為替市場を左右できず」
(last modified 2022-07-20T10:27:10+00:00 )
7月 20, 2022 19:27 Asia/Tokyo
  • ユーロとドル
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イラン中央銀行のサーレフアーバーディー総裁は、「ロシアの通貨ルーブルがイラン市場に進出している。こうした両国間の取引が次第に増加しているため、為替市場の運命を決定できるのはユーロや米ドルのみに限られない」と語りました。

イラン中央銀行のサーレフアーバーディー総裁

 

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は19日火曜夕方、テヘランで行われた、ロシアのプーチン大統領と随行団との会談において、「イランとロシアの経済協力は、特に西側の経済制裁行使後、必須で両国国民のためになるだろう」としました。

同師はまた、両国の経済関係に自国の通貨を導入し、米ドルに代わり他の通貨を利用するという政策を承認し、「米ドルは、世界取引から排除されるべきであり、またこれは段階的に実施可能である」と述べました。

イルナー通信によりますと、サーレフアーバーデイー総裁は20日水曜、閣僚会議の傍ら、記者団に対し、「立てられた計画に従い、今後、ロシアの通貨ルーブルが国内市場に入ることになっており、もはや、市場を左右するのはユーロやドルだけではない」と語りました。

さらに、「国内の外貨バスケットは、他の通貨が加えられ多様化されることになった。これによって、ユーロやドルの影響を最大限に抑える」としました。

 


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