イランが、「１つの中国」の原則を支持

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、同国として改めて「１つの中国」の原則への支持を表明し、「アメリカの挑発行為は、世界の平和と安定を脅かす元凶である｣と語りました。

中国政府が繰り返し反対を表明し警告したにもかかわらず、ナンシー・ペロシ米下院議長は2日火曜夜、台湾を訪問しました。

中国は、台湾を自らの不可分の領土の一部とみなしており、常に他国政府関係者による台湾訪問や直接交流を、「１つの中国」の原則に反するものだとしています。

国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は3日水曜夜、ツイッターにて中国語で、「各国の領土保全の尊重は、国際法で認定された基本原則の１つだ」とし、「この枠組みでの『１つの中国」の原則に対するわが国の支持は、もはや疑いのないものだ」と述べました。

また最後に、「アメリカの挑発行為はもはや、世界の平和や安定を脅かす源と化している」としています。

さらに、キャンアーニー・イラン外務省報道官も2日、同国として「１つの中国」の原則を支持するとし、アメリカ当局の緊張扇動や中国への内政干渉、同国の領土保全の侵害を非難しました。

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