イラン外相補佐官、「停戦は、イエメンの封鎖解除と政治対話開始のためのステップ」
9月 11, 2022 20:53 Asia/Tokyo
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イランのハージー外相補佐官とイエメンのシーア派組織アンサーロッラーの報道官
イランのハージー外相補佐官は、イエメンのシーア派組織アンサーロッラーの報道官との会談で、「停戦は、イエメンの封鎖解除と政治対話開始のためのステップだ」と述べました。
アンサーロッラー報道官でイエメン救国戦線の交渉団長を務めるアブドルサラーム氏はテヘランを訪問し、イランのハージー政治担当外相補佐官と会談し、最新のイエメン情勢について話し合いました。
サウジアラビア主導アラブ連合軍は、今年4月の停戦発効以降も、現在までに3万回にわたって停戦合意に違反しています。
サウジアラビアはアメリカやUAE・アラブ首長国連邦、その他の国々の支援を得て、2015年3月からイエメンに侵攻、同国の陸海空を封鎖しています。
この戦争により、これまでに1万6000人のイエメン市民が殺害、数万人が負傷、数百万人が難民となりました。
イルナー通信によりますと、イランのハージー外相補佐官は10日土曜、イエメンでの停戦が続いていることを評価し、「現在の停戦は、イエメン封鎖の完全解除とイエメン全土での停戦発効、および政治対話開始のためのステップだ」としました。
これに対し、イエメンのアブドルサラーム氏も、イランのイエメン国民に対する政治的・人道的支援に謝意を表明し、サウジ側の合意順守と封鎖解除、戦闘停止が停戦維持には欠かせないとの認識を示しました。
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